おいしいトマト

トマトに意味はないけれど、言葉に思いを詰め込んで。

あと4時間。

終わりが始まるまであと4時間。

 

本当は何も残さないつもりで、Twitterに思いの丈を全てぶつけて今日を終えようと思っていたのだけど、もう何にも手がつかなくなってしまったので慌てて今のこの、今だけの気持ちを残しておこうと思ってパソコンを開いている。別に誰のためでもない、ただただ自分が楽になりたくて。

 

ハッキリ言って、私は1月27日から今日までずっと、現実から目を逸らしてきたのだと思う。本当に現実に向き合っていたのは、『嵐、活動休止』そう書かれたニュース映像を見て大泣きしてたあの時だけだったのだと思う。

 

 

会見を見て、これは嵐が嵐でいるための活動休止なんだって勝手に落とし所つけて二年間過ごしてきた。今もそう。なぜだか嵐はいつか帰ってくるっていう絶対的な自信があって、待ってれば帰ってくるから大丈夫だよって自分に言い聞かせて。実際、いつか帰ってくるかどうかじゃなくて「見られない・そこに居ない」という事実とどう向き合っていくのかという話だったのに。

 

そんな風に現実から目を逸らして自分を騙して、私案外平気じゃん?なんて言いながらのらりくらりと生きてきたから、ここまで来ちゃったから、今になって現実が受け入れられなくて完全に迷子になっている。嵐が居ない中で一人仕事をする自担の姿を昨日見てからずっと、明日がこわい。

 

あいばくんが何かやらかすと必ず、隣から「おい!」って元気な二宮くんの声が飛んできたのに、あいばくんがあたふたしててもいつもの声が飛んでこない明日が、こわい。

そんなあいばくんと二宮くんをワイプで愛おしそうな満足げな顔で見つめる櫻井くんが居ない明日が、こわい。

あいばくんに絆されて何も言えなくなってる磁石の隣で一人冷静に「いやいやおかしいでしょ」って言える潤くんの居ない明日が、こわい。

船の上で「五人で飲もうよ」「急に会わなくなるとかやだよ」って言ってる大野さんの居ない明日が、こわい。

 

今になって急に、明日が怖くなってしまった。自担は個人仕事も多いし案外寂しくないのかもな〜なんて思う時期もあったけれど、隣に四人が居ない、それだけでこんなに堪えるとは思ってもなかった。

 

 

せめて最後の時だけは寂しさなんて忘れて楽しみたいと思っていた、思っている。

どうせ後から寂しくなるなら、どうせ後から苦しむのなら、笑っていられる今だけは目一杯楽しんでいよう。未来の自分が代わりに悲しんでくれるから、今は未来のことなんて考えず今の楽しみを享受しよう。なんでもかんでも後回しにする私の悪い癖だ。

あの日からずっとこのマインドで生きてた。

今、その未来がもう透けて見えてしまうほど近くに来てしまった。

私は、どうしたらいい?

 

ずっとわからないまま整理のつかないままここまで来てしまった。

きっと私はまた、未来の自分に今の悲しみを丸投げにするんだろう。泣きながら最後の時を目に焼き付けて、考えないようにテレビの画面を凝視するんだと思う。

 

 

どうしようもなく怠惰で、諦めの悪い女なので、私は。

きっと最後まで嵐にありがとうなんて言わず(常に思ってはいるけれど)最後の時も強がって「楽しかったよ!またね!」なんて言うんだろうな。

明日の自分、大変だな、と思いながら、全てをまた丸投げにして逃げ続けるんだろうな、と思う。

 

 

まとまりもない、言いたいこともない、ただの備忘録。

来てしまった2020年12月31日。きちんと終われますように。