おいしいトマト

トマトに意味はないけれど、言葉に思いを詰め込んで。

Face Down:Reborn

こんばんは。おとです。

 

さて、6/26 0:00 に嵐に新曲(?)Face Down:Reborn が配信されました。

 

Face Down : Reborn

Face Down : Reborn

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

おそらくこのブログを読んでいる人は既に聞いているとは思いますが、この曲めちゃくちゃ面白い。

 

白状すると、実際に聞くまでは「まあ言ってもエフェクトかかって英語詞が増えるくらいなのかな〜」くらいにしか思っていなかったんですね。聞く前から判断するとか最悪だな?先週の自分を殴ってやりたい(Voyage #10 視聴後なので殺気立っています)で す が。それが曲を聞いてみたら大間違い。もしかしてこの曲が一番 ”Reborn” してるんじゃないか?と思うくらいには印象が違った&考察オタクが唸る内容だったので、ここに自分なりの解釈を記録しておこうと思います。

 

本腰を入れて考察する前に、まずはこの Lyric Video を見てください。

 

そしてこちらが Liryc Video を見た直後の私の考察(ラフ)です。

 

こちらのラフ考察ツイートを元に考察を始めていきます。

※これはあくまで私なりの解釈であり、私の目にはこのように映ったよという話なのでこういう考えもあるんだな〜くらいに思ってください。考察なんて所詮自己満足以外の何物でもないので。

 

さて、ツイートにあるように私の考察の大枠は「この曲は自分と未知の自分との対話をテーマにしているのではないか」です。

 

ちなみに私がこの感触を得たのは Lyric Video を見たときなので、ここでは主に Lyric Video を元に考えをまとめていきます。

 

まず最初に Lyric Video の最初と最後を見て欲しいのですが、この Lyric Video に出てくるどこかの誰かさん、最初はモノクロマン+レインボーシャドウ なんですね。ですが、最後ではレインボーマン+モノクロシャドウに変わっている。

 

…怖くないですか?そもそもこの人間どこの馬の骨かもわからないのに、この3:55の間に色まで変わってるんですよ?一体何がどうなってそうなったの?なぜ?

 

ではこの「なぜ?」を解明するべく Lyric Video を見ていくと、この二人の人物(と仮定しておきます)は、曲の中盤(2:30~) から手を繋ぎ合い、その直後(2:46~/Since I heard you say my name~)に一体化をしているんです。ここで考えて頂きたいのは、普通、別の人物が同化しますか?ということです。答えは勿論NO。しないですし始めたら普通に怖いマジのホラー。

 

ということは先ほどの「二人の人物」という仮定は誤りである、ということになります。ここでようやく「恐らく二人は同一人物である」という、ラフ考察に繋がる新たな仮定が生まれます。そして、この同一人物が一体どういう関係なのか?を探るべく、最初に戻って見ましょう。あ〜ここまで長かった。

 

でね、先ほどの「二人は同一人物である」という仮定を元に最初に戻ってみると、面白いことに気づくんですよ。

 

Here I am, Standing right in front of you

Open heart, All my walls have fallen down

 

Here you are, But when I look into your eyes 

I just can't see, Who are you?

 

 これはFace Down:Reborn の一番初めの部分です。Lyric Video の方と合わせて見て欲しいんですけど、注目するべきポイントは下線を引いた部分です。

 

まず最初の "Here I am, Standing right in front of you Open heart, All my walls have fallen down" ですが、これは一体モノクロマンとレインボーシャドウのどちらが言っているのか。

 

"All my walls have fallen down"

Lyric Video を見てみると、ここでレインボーシャドウが粉々になって消えてしまうんですね。この部分を見ると歌詞である ”All my~” の部分はレインボーシャドウに対応している=Here I am と呼びかけているのはレインボーシャドウである、という様に考えることができます。

 

これは私の根拠のない考察前提なのですが、一人の人物を実体と影で表現しようと思った時、基本的に主体性を伴う自己は実体側、影は主体性を伴わない自己であるという様に考えられると思うんです。もう少しわかりやすく言うと、実体の方の自分が本体で影の方の自分はおまけといったところでしょうか。

 

 この考えを元に考えると、副次的な自分が本体である自分に「ねね、ここにいるんだけどさ、話そうよ〜」と語りかけるところからこの話は始まることになります。

 

そしてそれに対する主体的自分の応答が

 

"Here you are, But when I look into your eyes I just can't see, Who are you?" 

 

完全に迷子ですね。

「うんいるのは知ってる、でも見ようとすると消えちゃうじゃん、あなた誰?」

 

この言葉から、何故最初の時点で主体的自分がモノクロで副次的自分がレインボーなのかが読み解けると思います。

恐らくこれは Face Down という曲のリボーン(=アフターソング)だということを踏まえればすんなりと納得できると思うのですが、主人公くんは曲開始時点ではまだ鍵のかかった部屋の中で路頭に迷っていたのではないでしょうか?

 

そもそもの主人公が誰なのかがわかりづらいところはあるのですが、原曲 Face Down  では主人公くんは最後に鍵をかけて曲を終わらせているんですね。

 

これを踏まえて考えてみると、ね。

 

未だ鍵のかかった部屋の中でモノクロになってしまった(=自己の喪失というメタファー)自分に語りかけてくる、見ようとしても見えない誰か。この「誰か」を探すべくモノクロマンは鍵のかかった部屋の更に奥の方へと走り始めたのではないでしょうか?(1:14~/ Tell me, Tell me~)

 

 

 そして内部にたどり着いた(1:46~/ 迷わず 秘密の裏側を〜)モノクロマンは、そこで見たくても見えなかったもう一人の自分と対面します。ここでモノクロマンのいる世界が暗転していることからも、今まで未開であった内部に彼が辿り着いたと考えることができるのではないでしょうか?内部は基本的に暗いものですし。

 

これを元に考えてみると、歌詞にある「どっかで見たようなデジャヴ」はもう一人の自分(レインボーシャドウ)が見た景色だと考えることができ、その直後の "In this world~past behind"はモノクロマンを見ることが出来ているレインボーシャドウがモノクロマンに語りかけている内容だと考えることができます。

 

そしてLyric Video を見てみると、 "Free yourself  and then I know that you will find" は白い人物(=元のモノクロマン)が喋っている様に受け取れることから、レインボーシャドウのいる世界に来てレインボーシャドウの存在を知ったモノクロマンが、鍵のかかった部屋からの脱却を図っていることがわかるのではないでしょうか。

 

そして、ここでモノクロマンが ”Free yourself” というワードを出していることから、モノクロマンにとっての鍵のかかった部屋からの脱却はモノクロマンが外部へ殻を破ることではなく、自己の更に内部にいたレインボーシャドウの解放ということになると読み取ることができます。

 

 

ちなみに話が少し逸れてしまうのですがこのモノクロマン、内部世界では白い人物として描かれていますが、彼の周りに赤と青の縁取りが見えることからこの白は光の三原色によって生まれた白であり、彼が主体的自己であることを表現しているのではないかな〜と勝手に考察しています。また、白色は何色でもない(何色にもなれる)ことから、まだモノクロマンが本当の意味で自己を獲得できでいないという意味でも受け取れるのかなと思います。

 

 そして、内部世界から脱却した(3:04~/ Tell me, Tell me~)彼はレインボーシャドウの解放に成功します。これは内部世界に入る時は白かった彼が出る時は青色になっているところからこのように考えることができます。

 

そして内部世界から脱却した彼はレインボーに変わるのですが、これは前述したように色がついた(=自己を獲得した)という意味の表現であり、モノクロは闇やわからなさの象徴ではなくただの影になったと考えることができるのではないでしょうか?

 

ということでここまでを総括すると、

 

自己を見失い闇の中にいた自分がどこからともなく聞こえてくる声を頼りに走り始める

たどり着いた世界(自分の内部世界)でもう一人の自分と対面し、対話をする

もう一人の自分を解放し自己を獲得する

 

 という風にこの曲は読み取れるのかな、というのが私の Face Down:Reborn の解釈です。

 

ふう。ここまで長かった(笑)まだ読んでくれている人いるのかな?(笑)

久々に考察らしい考察をしましたが、パズルのようにハマっていくこう考えられるんじゃないかな?という直感を言語化して整地するのはやっぱり楽しい🥰 

どの曲も解釈は受け手に委ねられていますが、Twitterを見ていると本当に色んな受け取り方があるしRebornシリーズは特にその幅が広いのかなあと感じます。おたくって楽しいねえ🥳

 

 

長くなってしまったので今回はここら辺にしておきたいと思います。皆さんはどう考えるのか、よかったら聞かせてください🐢

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

それでは👋🏻